Antique Grottaglie Plate 1800s 22.5cm

Sizeφ22.5 × H4.5 cm
CountryItaly
Estimated age1800年代初期から中期頃
No.AN-5234
DETAILS

19世紀、南イタリア、プーリア州グロッターリエの深皿。

象牙色の白錫釉が特徴の、ロッバ・ビアンカ(robba bianca)と呼ばれる器で、日常使いのために作られた素朴な民窯陶器の中でも、より丁寧な工程を経て生まれたもの。

無地で使い勝手のよいサイズ感に、とろみのある釉調と釉剥げが心地よい。

robba bianca(ロッバ・ビアンカ)

「ロッバ・ビアンカ(robba bianca)」とは、イタリア語で「白いもの」を意味する呼称であり、南イタリア・プーリア州、とりわけグロッターリエの陶芸史において、16世紀後半以降の技術的成熟と生活文化の洗練を象徴する重要なカテゴリーです。

その基盤にあるのは、酸化スズを加えた不透明な白釉(白錫釉)を施し、素焼きと本焼きの二度焼成によって完成させる、いわゆるマヨリカ技法に連なる製作体系です。ただし、絵付け装飾を主とする華やかなマヨリカとは異なり、ロッバ・ビアンカは装飾性を抑え、器そのもののかたちと白の質感に価値を見出した、地方的かつ実用的な展開として位置づけられます。

この様式の美は、プーリアの大地が育んだ力強い赤土(terra rossa)と、それを包み込む柔らかな白釉との対比にあります。釉層の奥にわずかに感じ取られる土の温もり、あるいは長年の使用によって縁や高台から覗く赤褐色の胎土は、均質さとは異なる、この土地ならではの白の表情を静かに物語っています。

robba bianca について
LOCATIONGrottaglie, Puglia / Italy

Grottaglie, Puglia

Pottery

イタリアのアンティーク陶器には、その土地の風土と歴史が静かに刻まれています。 南イタリアの乾いた大地が生んだ素朴な器、北部で育まれた端正な意匠。 ambiantでは、装飾としての美ではなく、暮らしの中で使われてきた「用の美」を備えた器を中心にご紹介しています。

Antique Grottaglie Plate 1800s 22.5cm

Antique Grottaglie Plate 1800s 22.5cm

Sizeφ22.5 × H4.5 cm
CountryItaly
Estimated age1800年代初期から中期頃
No.AN-5234