ROBBA GIALLA
(ロッバ・ジャッラ)

Southern Italian Ceramics

南イタリアの民衆陶器に見られる、蜂蜜色から黄褐色の鉛釉をもつ器の総称。 主に19世紀から20世紀前半にかけて、プーリア州を中心に南イタリア各地で広く作られました。

赤土の素地に鉛を含む釉薬を施し、単焼成で仕上げられることが多く、 焼成によって生まれる濃淡や流れ、窯変がそのまま景色となります。

大きなアンフォラ(capasone)から壺、鉢、ボウル、ボトルまで用途は多様。 豆類や野菜の保存、油や水の保管、調理補助など、日々の暮らしに根ざした実用品でした。

装飾は最小限であることが多く、 釉の色そのものがこの陶器の「基調」となっています。

南イタリアの生活の土台を支えた、もっとも普遍的な日用陶のひとつです。