フランス買い付けに行ってきました
パリに到着
あれ、思っていたより涼しいぞ
1日しか滞在しないパリ
早速買付を終えてそのまま駆け足でクリュニー美術館へ
実物を見たいとずっと想っていた15世紀のタピスリー
「貴婦人と一角獣」
この作品は6枚の連作タピスリーとなっていて、1枚〜5枚目はそれぞれ「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」を表していると言われています
6枚目は諸説ありますが、謎のままだそうです
以前ambiantでこの「嗅覚」にあたるタピスリーをご紹介しておりました
歴史遺産のリプロダクションを手掛けていたアトリエによる50年程前のヴィンテージのタピスリー
鮮やかな色彩、細部まで美しいミルフルール
毎日お店で眺めては幸せな気分になっておりました
そのタピスリーは既にお客様の元へと旅立っていきましたので、今回の渡仏では時間を作ってこの連作を見ておきたかったのでした
6つの作品は空間をぐるっと一周するように展示されており、静寂の中浮かび上がるタピスリーは本当に美しく圧巻でした
ずいぶんと長い時間をこの空間で過ごしたように思います
そしてその興奮冷めやらぬ中、南仏のアンティークマーケットではこのタピスリーとの出会いがありました
こちらのタピスリーも先述の同じアトリエが手掛けたヴィンテージ品
迫力のある大きさで日本に持ち帰れるかなと少し不安になりましたが、無事持ち帰ることができました
パリでは好きなデコイもいろいろと
デコイとはもともと狩猟に用いる、おとりとして使う鳥の模型
このデコイ、簡素なものから精巧な作りのものまで本当に様々なタイプがあるのですが、良いなと思えるものを見つけたら連れて帰るようにしています
今回は日程が少ない為、パリとリヨンを急ぎ足で駆け抜け、3日目からは南仏です