Antique Grottaglie Plate 18cm
Everyday ceramics produced in private kilns in Grottaglie and the surrounding area in Puglia from the end of the 19th century to the beginning of the 20th century.
righe e stelle -スポンジ型押しによる青い小花(星)の文様-
スポンジ(海綿)を花形に切って作ったスタンプで、青いロゼッタ (小花、あるいは星にも見立てられる文様) を反復して押す装飾は、プーリア地方の民陶を象徴する定型意匠のひとつです。
19世紀中頃以降、このロゼッタ文様は無数のバリエーションで制作され、グロッターリエでは「righe e stelle(線と星)」と呼ばれてきました。
工房ごとに型や配列は半ば規格化されつつも、押し加減や顔料の含ませ方によって印影には微妙な差異が生まれ、一枚ごとに固有の表情を宿しています。
現在でもこの文様は継続して用いられ、当時も今も人々の暮らしの中で親しまれ続けている、南イタリアを象徴する装飾のひとつです。
robba bianca(ロッバ・ビアンカ)
「ロッバ・ビアンカ(robba bianca)」とは、イタリア語で「白いもの」を意味する呼称であり、南イタリア・プーリア州、とりわけグロッターリエの陶芸史において、16世紀後半以降の技術的成熟と生活文化の洗練を象徴する重要なカテゴリーです。
その基盤にあるのは、酸化スズを加えた不透明な白釉(白錫釉)を施し、素焼きと本焼きの二度焼成によって完成させる、いわゆるマヨリカ技法に連なる製作体系です。ただし、絵付け装飾を主とする華やかなマヨリカとは異なり、ロッバ・ビアンカは装飾性を抑え、器そのもののかたちと白の質感に価値を見出した、地方的かつ実用的な展開として位置づけられます。
この様式の美は、プーリアの大地が育んだ力強い赤土(terra rossa)と、それを包み込む柔らかな白釉との対比にあります。釉層の奥にわずかに感じ取られる土の温もり、あるいは長年の使用によって縁や高台から覗く赤褐色の胎土は、均質さとは異なる、この土地ならではの白の表情を静かに物語っています。
Grottaglie, Puglia
Pottery































